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G-HOUSE

"ロフト書斎のある高天井リビングの家"

計画地は建売分譲地の一角に位置した変形地でありながら、南側全面は企業の保養施設の豊かな緑が広がっていました。ご要望と共にこの恵まれた環境と敷地形状を最大限に活かすことを考えました。
そこで建物本体である直方体の「2.5層の箱」と、境界線に沿って設けた1枚の「L形壁」による単純な構成をご提案しました。
寝室・子供室などのプライベートスペースを配した1階は、L形壁により2つの内部化された庭が設定されており、外部からプライバシーの守られた落ち着いた場となっています。
逆に2階は、前面に広がる緑を最大限得られるように外壁まで張り出したテラスと一体となった、開放感溢れるLDKとしています。また、天井高を3.9m確保することで、LDK、畳室、ロフト書斎を緩やかに分節しつつ一体感を持った場としています。
床面積が30坪にも満たない決して大きくはない住宅ですが、3.9mの「高天井」と開口部による「視線の抜け」「内外の繋がり」が数字以上の空間的な広がりとゆとりを提供してくれています。

所在地:大阪府高石市
家族構成:夫婦+子供1人
構造・規模:木造2階建+ロフト
敷地面積:116.47m2
延床面積:92.08m2 ※ロフト含まず 
撮影:藤井稔

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